新NISAで選ぶ投資信託の基本|見るべき3つのポイント
📅 2026年8月5日 公開(2026年9月8日 更新)
新NISAの口座を開いても、次に迷うのが「どの投資信託を買えばいいのか」という点です。商品数は非常に多く、名前だけでは中身が分かりにくいのが実情です。ここでは、初心者が最低限確認しておきたい基本のポイントを整理します。
まず「何に投資しているファンドか」を確認する
投資信託は、多くの人から集めた資金をまとめて株式や債券などに投資する仕組みの商品です。同じ投資信託でも、国内株式が中心のもの、全世界の株式に広く分散するもの、米国株中心のもの、株式と債券を組み合わせたバランス型など投資対象はさまざまです。商品名だけでは判断できないため、目論見書や商品ページで投資先の地域と資産の種類を確認することが第一歩になります。一般に、投資対象が広く分散されているほど特定の国や企業の値動きに左右されにくく、株式の比率が高いほど値動きは大きくなる傾向があります。
信託報酬は長期になるほど効いてくるコスト
信託報酬は、投資信託を保有している間ずっとかかり続ける運用管理費用です。年率で表示され、日々の基準価額から差し引かれるため、支払っている実感が持ちにくいコストでもあります。長期で保有するほど差が積み上がるので、似た投資対象の商品を比べる際は信託報酬の水準を見比べる習慣をつけておくと良いでしょう。このほか、購入時手数料や売却時にかかる信託財産留保額が設定されている商品もあります。新NISAのつみたて投資枠の対象商品は、こうしたコストが一定の基準以下に抑えられたものに限られています。
インデックス型とアクティブ型の違いを知る
インデックス型は、日経平均株価や全世界株式の指数などに連動する運用を目指すタイプで、仕組みが分かりやすく、信託報酬が比較的低めに設定される傾向があります。アクティブ型は運用担当者が銘柄を選び、指数を上回る成果を目指すタイプで、その分コストが高くなりやすいのが一般的です。どちらが優れているという単純な話ではありませんが、初心者が最初の1本を選ぶ段階では、仕組みとコストが分かりやすいインデックス型から検討する人が多くなっています。アクティブ型を選ぶなら、何を根拠に指数を上回ろうとしているのかを目論見書で確認しておきましょう。
純資産総額と運用期間もあわせて見る
純資産総額は、そのファンドにどれだけの資金が集まっているかを示す規模の指標です。規模が極端に小さいまま推移しているファンドは、運用が途中で終了(繰上償還)される可能性もあります。設定からの運用期間や、資金が継続的に流入しているかどうかも、長く付き合える商品かを判断する材料になります。証券会社の商品ページには、純資産総額の推移や過去の値動きがグラフで表示されていることが多いので、右肩上がりに資金が集まっているかを一目で確認できます。
分配金の扱いと買い方も確認する
投資信託には、運用益を定期的に分配金として支払うタイプと、分配せずにファンド内で再投資するタイプがあります。長期で資産を育てる目的なら、分配金を出さずに再投資するタイプのほうが複利の効果を活かしやすいとされています。毎月分配型は受け取りの安心感がある一方、元本を取り崩して分配している場合もあるため、仕組みを理解したうえで選ぶことが大切です。買い方については、毎月一定額を買う積立と、まとまった資金を一度に投資する一括があり、それぞれの特徴は積立と一括の違いで解説しています。
初心者がつまずきやすい点
よくあるのが、話題になっているテーマや直近の成績が良いファンドに飛びつくケースです。過去の成績は将来の成果を約束するものではなく、テーマ型のファンドは投資対象が狭い分、値動きが大きくなりがちです。また、似た内容のファンドを何本も買って分散したつもりになっている場合もあります。全世界株式と米国株式のように投資対象が重なる商品を並べても、分散の効果は限られます。最初は投資対象が広く分散された低コストのファンドを1本か2本に絞り、値動きに慣れながら考えるほうが管理もしやすくなります。
まとめ:商品を絞り込みすぎず、分散と継続を意識する
最初から完璧な一本を選ぼうとすると、なかなか始められません。投資対象、信託報酬、純資産総額の3点を確認し、投資対象が広く分散されたファンドを少額で積み立てるところから始めるのが現実的です。投資信託は元本が保証された商品ではなく、価格が下がる可能性もあります。生活に必要なお金とは分けて、無理のない金額から始めることが大切です。各ファンドの手数料や対象商品の情報は変わることがあるため、購入前に証券会社の公式サイトや目論見書で最新情報を確認してください。
よくある質問
Q. 新NISAで投資信託を選ぶとき、最低限見るべきポイントは何ですか?
A. 投資対象(何に投資しているか)、信託報酬(保有中ずっとかかる運用管理費用)、純資産総額(ファンドの規模)の3点を確認するという考え方があります。投資対象が広く分散された低コストのファンドを少額で積み立てるところから始めるのが現実的です。元本は保証されず価格が下がる可能性もあるため、無理のない金額から始めてください。
Q. インデックス型とアクティブ型はどちらを選ぶべきですか?
A. インデックス型は指数への連動を目指し、仕組みが分かりやすく信託報酬が比較的低めの傾向があります。アクティブ型は指数を上回る成果を目指す分コストが高くなりやすいのが一般的です。どちらが優れているという単純な話ではありませんが、初心者の最初の1本としてはインデックス型から検討する人が多くなっています。
Q. 毎月分配型の投資信託は長期の資産づくりに向いていますか?
A. 長期で資産を育てる目的なら、分配金を出さずにファンド内で再投資するタイプのほうが複利の効果を活かしやすいとされています。毎月分配型は受け取りの安心感がある一方、元本を取り崩して分配している場合もあるため、仕組みを理解したうえで選ぶことが大切です。最終的な判断は目論見書や証券会社の公式サイトで確認してください。
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📚 出典・参考(公式): 金融庁 NISA特設ウェブサイト
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