NISA口座の金融機関変更(乗り換え)完全ガイド

「もっと商品ラインナップが豊富な証券会社に変えたい」「ポイント還元の良いカードでクレカ積立をしたい」といった理由で、NISA口座の金融機関変更を考える人は少なくありません。ただし変更には手続きとタイミングのルールがあるため、事前に流れを理解しておくことが大切です。

NISA口座は年に1回、金融機関を変更できる

NISA口座はその年に一度も買付をしていなければ、翌年分から金融機関を変更できる仕組みになっています。すでにその年に買付をしてしまった場合は、変更は翌々年分からになる点に注意が必要です。変更したい場合は、現在の金融機関に「勘定廃止通知書」などの書類を発行してもらい、新しい金融機関にNISA口座開設の申し込みを行う流れになります。

変更の申し込みから完了までの流れ

まず新しく口座を開きたい金融機関でNISA口座開設の申し込みを行い、必要書類を提出します。税務署での二重口座チェックが行われるため、審査には数週間程度かかることが一般的です。この間は買付ができない期間が生じる場合もあるため、積立設定をしている場合はスケジュールに余裕を持って手続きを進めましょう。手続きが完了すると、新しい金融機関から開設通知が届きます。

保有している商品はどうなるのか

金融機関を変更しても、それまでに買い付けた商品は変更前の金融機関の口座にそのまま残ります。新しい金融機関のNISA口座に移管することはできず、売却するか保有を続けるかのどちらかになります。そのため「今の商品は保有を続けつつ、来年からの積立を新しい金融機関で始める」という形になるのが一般的です。複数の金融機関でNISA口座の残高を管理することになる点は理解しておきましょう。

変更を検討する主な理由

金融機関の変更を検討する理由としては、取扱商品のラインナップの違い、クレカ積立のポイント還元率の差、ポイントの使い道や経済圏との相性などが挙げられます。特にクレカ積立は還元率がカードや証券会社の組み合わせによって変わるため、より条件の良い組み合わせに乗り換えるメリットは大きくなりやすい部分です。手数料体系やアプリの使いやすさも比較のポイントになります。

変更前に確認しておきたい注意点

変更の手続き中は積立設定が一時的にできなくなる期間があるため、積立を止めたくない場合は早めに手続きを始めることが大切です。また特定口座やiDeCoなど他の口座は今回の変更の対象外で、別の手続きが必要になります。変更先の金融機関でクレカ積立を利用する場合は、対応するクレジットカードの発行や登録も並行して進めておくとスムーズです。

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